イワキの17年11月期連結業績は、当初予想を上回る増収大幅増益で着地

■化学品事業は2ケタ増収大幅増益で黒字転換

 イワキ<8095>(東1)の17年11月期連結業績は、当初予想を上回る増収大幅増益で着地した。

 売上高は3億87百万円、営業利益は71百万円、経常利益は1億28百万円、純利益は3億41百万円前回予想を上回って着地した。
 売上高、営業利益、経常利益については、前回公表以上に順調に推移したことと、最終利益が大幅に前回予想を上回ったのは、当初予想していた特別損失が減少したことに加え、税効果会計に係る繰延税金資産を計上したことによる。

 その結果、17年11月期連結業績予想は、売上高573億87百万円(16年11月期比4.1%増)、営業利益15億71百万円(同60.8%増)、経常利益17億78百万円(同66.0%増)、純利益12億41百万円(16年11月期08百万円)と2ケタ増収大幅増益となった。

 事業別の業績は、医薬・FC事業は、売上高は215億19百万円(Ⅰ6年11月期比0.9%増)、営業利益14億25百万円(同10.3%増)。

 HBC事業は、売上高235億91百万円(同5.9%増)、営業利益1億04百万円(同40.2% 増)と増収大幅増益。

 化学品事業は、売上高62億83百万円(同17.9%増)、営業利益28百万円(16年11月期△4億34百万円)と2ケタ増収大幅増益で黒字転換となった。

 食品事業は、売上高39億67百万円(16年11月期比5.0%増)、営業利益△22百万円(16年11月期△05百万円)と増収ながら赤字幅拡大。

 その他は、売上高20億26百万円(16年11月期比15.6%減)、営業利益34百万円(同31.1%減)であった。

 なお、今期18年11月期通期連結業績は、売上高590億円(前期比2.8%増)、営業利益14億円(同10.9%減)、経常利益14億50百万円(同18.5%減)、純利益9億50百万円(同23.5%減)と増収ながら減益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る