インフォマートが活況高、18年12月期のV字回復見通しなど好感

株式市場 銘柄

■新システムの稼動が本格化し既存事業の利用企業数も増加

 インフォマート<2492>(東1)は22日、モミ合いを飛び出して始まり、取引開始後に9%高の737円(58円高)まで上げて出来高も急増している。19日の取引終了後、2017年12月期の通期連結業績予想の減額修正と18年12月期の大幅回復見通しを発表。連結純利益は減額修正前の8.9億円の見通しに対し、18年12月期は16.7億円の見通し(1株利益は14円64銭の見通し)としたため、注目が再燃した。

 17年12月期は、新システム「BtoBプラットフォーム受発注(卸会社と食品メーカー間)」の立ち上げが遅れたことなどにより、連結純利益は従来予想の8.9億円を3.7億円の見込みに修正した。しかし、今期、18年12月期は、「受発注事業」「規格書事業」及び「ES事業」の各プラットフォームの利用企業数の増加によりシステム使用料が増加することや、上記の新システム「BtoBプラットフォーム受発注(卸会社と食品メーカー間)」の稼働が進み、前期に発生した特別損失(減損損失)の発生を見込まないことなどにより、連結純利益などが急回復する。(HC)

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