ブライトパス・バイオが10%高、東大などとの共同研究に期待強まる

株式市場 銘柄

■東京大学および神奈川県立がんセンターとの研究開始を発表

 ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は26日、続伸幅を広げて始まり、取引開始後に10%高の942円(85円高)まで上げて戻り高値に進んだ。東京大学および神奈川県立がんセンターと完全個別化がんワクチン療法に用いるネオアンチゲン同定法に関する共同研究を開始すると25日の夕方に発表し、注目が集まった。

 同社では、「遺伝子変異に基づく個別化がん免疫療法は、海外ではメガファーマ・研究機関、そしてバイオベンチャーによる研究開発が進められている最先端の分野だが、国内ではまだまだこれからの分野。今回のリリースは、昨年10月の国立がん研究センターとの共同研究(http://pdf.irpocket.com/C4594/Rt66/dp8U/HB9N.pdf)に続き、第2弾という位置づけになる」としている。(HC)

 このところの株価は順調で、新株予約権の大量行使の相次ぐ発表や株式市場でのバイオ株人気の広がりとともに、1月15日には2016年以来の高値968円をつけた。長期視点では、長く続いた底練り相場から動意づいてきたばかりになり、テクニカル重視派にとっても要注目の動きになるようだ。(HC)

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