RPAホールディングスは上値試す、19年2月期予想を上方修正して株式5分割も発表

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東マ)は、ロボットアウトソーシング事業およびアドネットワーク事業を主力としている。19年2月期第2四半期累計が好調に推移し、通期予想を上方修正した。また基準日11月30日(効力発生日12月1日)での株式5分割、および19年2月期中を目標とする東証1部への市場変更申請方針も発表した。株価は上値を試す展開が期待される。

■ロボットアウトソーシング事業などを展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのアドネットワーク事業を主力としている。

■19年2月期大幅増収増益予想

 19年2月期の連結業績予想(7月13日に売上高を上方修正、10月15日に売上高と利益を上方修正)は、売上高が18年2月期比2.2倍の91億04百万円、営業利益が94.7%増の9億06百万円、経常利益が89.2%増の8億52百万円、純利益が69.8%増の4億97百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が36億45百万円、営業利益が3億42百万円、経常利益が3億35百万円、純利益が2億10百万円だった。ロボットアウトソーシング事業において「BizRobo!」導入企業数が440社に伸長した。

 通期ベースでも、主力のロボットアウトソーシング事業で「BizRobo!」導入企業数、アドネットワーク事業で会員数と課金売上が大幅伸長し、外注費、人材採用費、広告宣伝費などの先行投資負担を吸収する見込みだ。好業績を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は9月の戻り高値圏1万5000円近辺から反落して戻り一服の形だったが、19年2月期予想の上方修正や株式5分割を好感して上値を試す展開が期待される。10月15日の終値は1万3290円、今期予想連結PERは約138倍、時価総額は約687億円である。

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