【業績でみる株価】サインポストはシステム開発コンサルティングを展開、18年2月期大幅増収増益予想

 サインポスト<3996>(東マ)は、システム開発コンサルティングを展開している。18年2月期大幅増収増益予想である。株価は高値圏で堅調に推移している。なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を4株に分割する。

■システム開発コンサルティングを展開

 17年11月東証マザーズに新規上場した。金融機関や公共向けを中心にシステム開発コンサルティングを展開している。

 17年12月にはSCSKと共同開発契約を締結した。流通小売業の店舗におけるレジの無人化を目指して、画像認識技術とAI(人工知能)技術を活用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化、および製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良を推進する。

■18年2月期大幅増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比58.0%増の27億23百万円、営業利益が90.1%増の3億25百万円、経常利益が84.9%増の3億07百万円、純利益が90.6%増の2億02百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が21億16百万円、営業利益が2億34百万円、経常利益が2億20百万円、純利益が1億50百万円だった。主力のコンサルティング事業では、地方銀行の勘定系システム移行プロジェクトマネジメント業務を中心に、前期から11行の銀行と継続取引を行っている。ソリューション事業では、銀行向けバッチ高速処理サービスの納品および検収が完了した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が77.7%、営業利益が72.0%、経常利益が71.7%、純利益が74.2%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は高値圏で堅調

 株価は17年11月22日の初値8530円から大幅に水準を切り上げて、12月28日の高値1万9950円まで上伸した。その後も高値圏で堅調に推移している。1月30日の終値は1万8180円、今期予想連結PERは約207倍、時価総額は約451億円である。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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