京写が大きく反発、新型コロナの影響大だが株価の折り込み進む

■1月発表の世界初新技術などに注目する様子が

 京写<6837>(JQS)は8月4日の後場、5%高の256円(13円高)で始まり、前日比で大きく反発している。7月31日に発表した第1四半期の連結業績(2020年4~6月)は新型コロナの世界的流行による中国や米国の経済停滞によって売上高が前年同期比14.7%減などとなったが、株価推移をみると、7月の株価は高かった日が6日にとどまっており、業績動向はほぼ織り込み済みとの受け止め方が出ている。

 当第1四半期の連結営業利益は前年同期の200万円の黒字に対し1億800万円の赤字だった。3月通期の業績見通しは、合理的な算定が可能になった段階で速やかに開示するとした。

 市場関係者の中には、1月に発表した世界初のノンシリコーンでも高温工程で繰り返し使用可能な「部品搬送用キャリア」、繰り返し使える高耐熱両面粘着シート「静電対策タイプ」などに期待して注目する様子がある。(HC)

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