【銘柄フラッシュ】メディア工房などが急伸し一正蒲鉾も高い

銘柄

 10日は、前場3日続けて上場来の高値に進んだ花王<4452>(東1)オリエンタルランド<4661>(東1)が後場に入って急速に値を消し、花王は0.2%安、オリエンタルランドは3.4%安となるなど、利食い先行ムードが広がった。香港株が中国本土系銀行株の下げを嫌って6日続落と伝えられたことなどが言われ、後場寄り後に株価指数の先物が売られたようで、日経平均は14時過ぎに213円49銭安(1万8577円06銭)まで下げる場面があった。

 中で、一正蒲鉾<2904>(東1)は北陸新幹線の開業効果に期待とされて出直りを強め7.1%高となり、カスミストアやマルエツなど関東のスーパー3社が経営統合したユナイテッド・スーパーマーケット<3222>(東1)は高値に進んだ後も値を保ち5.7%高。ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>(東1)は9日発表の1月決算好調で12.0%高となり東証1部の値上がり率トップ。日本ビューホテル<6097>(東2)は5.0%高となり、北陸新幹線の開業効果に本日発表予定の決算も期待され高値を更新。DNAチップ研究所<2397>(東2)は愛媛大学、北海道大学と脳腫瘍の一種のグリオーマと呼ばれる物質に関する新発見が材料視されて18.3%ストップ高。メディア工房<3815>(東マ)は9日付けで新作アプリや新ゲームの事前予約者数など3件の発表が好感されて20.6%ストップ高。

 米アップル社が腕時計型ウェアラブル端末を発表したことが材料視され、村田製作所<6981>(東1)は前場高値を更新した後も堅調で0.4%高、アルプス電気<6770>(東1)も高値更新の後1.8%高となった。

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