カナモトの今期第1四半期は、建設関連が好調であることから、増収増益

■ 第2四半期に対する今期の進捗率は前年同期と比較すると高いことから上振れも期待出来そう

 建機レンタルの最大手であるカナモト<9678>(東1)の今期第1四半期は、建設関連が好調であることから、増収増益となった。

 同社は、建機レンタルの最大手で、上海、香港等の海外拠点も持っている。

 今期も、建設業界は、公共投資が底堅く推移したことに加え、企業収益の改善から民間設備投資も増加するなど、総じて堅調に推移した。

 その結果、今期18年10月期第1四半期連結業績は、売上高422億64百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益53億70百万円(同19.6%増)、経常利益55億43百万円(同14.3%増)、純利益34億22百万円(同9.4%増)であった。

 事業別の業績は、建設関連が売上高は378億15百万円(同6.4%増)、営業利益は50億21百万円(同23.4%増)、その他の事業は、鉄鋼関連、情報通信関連、福祉関連ともに堅調に推移したことから、売上高は44億49百万円(同30.9%増)と大幅増収となったが、営業利益は鉄鋼関連の工事売上が減少したこともあり2億50百万円(同21.0%減)となった。

 その他の事業が大幅増収ながら、減益となったが、建設関連が好調であったことから、全体では増収増益となった。

 第2四半期に対する進捗率は、売上高52.0%(前年同期49.2%)、営業利益58.1%(同44.9%)、経常利益60.0%(同47.3%)、純利益59.3%(同48.3%)と今期の進捗率が高いことから、上振れも期待出来そうである。

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