アズ企画設計の18年2月期業績は、不動産販売事業が好調であったことから、大幅増収増益を達成

■不動産販売事業では中古物件の付加価値を高めたうえで不動産投資家へ販売

 アズ企画設計<3490>(JQS)が13日引け後発表した、18年2月期業績は、不動産販売事業が好調であったことから、大幅増収増益を達成した。

 同期の業績は、売上高63億76百万円(前年同期比34.5%増)、営業利益4億円(同33.7%増)、経常利益3億52百万円(同36.0%増)、純利益2億74百万円(同74.7%増)であった。

 同社は、『空室のない元気な街を創る』を企業理念として、「アズ(AZ)」という社名の由来である「AからZまで、幅広くあらゆるニーズに対応できる会社に」をモットーに、不動産ビジネス(不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産管理事業)を展開している。

 不動産販売事業は、主に中古物件を購入しリーシングやリノベーションを行い、付加価値を高めたうえで不動産投資家への販売を手掛けた。同期は、レジデンス17棟、店舗付きレジデンス7棟、介護施設1棟、オフィスビル1棟、ホテル1棟を売却した。その結果、売上高56億02百万円(同39.4%増)、セグメント利益5億22百万円(同44.0%増)と大幅増収増益。

 不動産賃貸事業は、安定的に収益を上げている貸しコンテナ、コインパーキング、その他オーナーより借り上げている中古不動産等に加え、東北での復興事業者向け宿泊施設としてのビジネスホテルの運営による収益の増加により、賃料収入等が増加した。その結果、売上高6億58百万円(同7.8%増)、セグメント利益55百万円(同11.6%減)と増収ながら減益。

 不動産管理事業では、販売した投資用不動産の管理受託にも取り組んだ。その結果、売上高は 1億15百万円(同2.6%増)、セグメント利益35百万円(同10.5%減)となった。

 今期19年2月期業績予想については、主力事業である不動産販売事業を主軸に売上及び売上総利益の伸びを見込むが、販管費が増加するとともに、前期の特別利益86百万円が消えることから最終利益は減益を見込んでいる。

 その結果、19年2月期業績予想は、売上高81億38百万円(前期比27.6%増)、営業利益4億36百万円(同8.9%増)、経常利益3億82百万円(同8.4%増)、純利益2億19百万円(同20.0%減)を見込む。

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