【木村隆のお宝銘柄】朝日インテックはカテーテル分野で日本初世界の旗手に

木村隆のお宝銘柄

 朝日インテックは<7747>(東2)が順調な上値追い相場に入っています。今2015年6月期の増額修正を手掛かりに、2月23日に7770円の高値にまで買われました。しかし、あらゆる角度から見て再増額が有力となり、改めて買い人気が盛り上がってきています。株価も2月13日には8080円まで買われるなど、改めてその成長性を評価する動きとなっています。アナリスト筋でもレーティング最上位、目標株価引き上げの動きが相次いでおり、実力評価はぐんと高まっているのが現状です。

 同社は独自技術の結晶「ガイドワイヤー」を中心としたカテーテル治療用の医療機器を提供しています。カテーテル分野は、低侵襲治療の広がりによって大きく拡大し続けています。
今6月期の12月期中間決算の増額は営業利益が32憶9500万円から41億4700万円8億5100万円へ8億5100万円の増額となっています。しかし、今6月期通期の増額は5億9100万円増の75億円に止めています。見通しは慎重に過ぎると思われ、アナリストでは再増額の方向を読む向きが増えています。

同社の製品であるガイドワイヤーは、現在世界100国の地域で展開しており、BRICSを中心とした新興国の経済発展により、これらの地域におけるカテーテル治療の症例数も大きく増加しています。

現在、新中期経営計画「Global Expannsion 2018」を策定し、販売、開発・生産のそれぞれにおけるグローバル化の加速化を目指しています。2018年6月期には売上げ400億円(2014年6月期281億4500万円)を見込んでいます。医療業界における、日本発世界の旗手になり得る存在です。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る