【株式市場】日経平均は30円高、5日ぶりに反発、後場は日米財務相会談が意識され強弱対立

◆日経平均は3万7529円49銭(30円86銭高)、TOPIXは2738.83ポイント(0.44ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億2356万株

 5月20日(火)後場の東京株式市場は、朝寄り後から軟調だった円相場が昼過ぎから円高になってきたことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)がダレ模様となり、中盤過ぎからは半導体関連株の中に値を消す銘柄が散見された。加藤財務相がG7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)に出席のため20日にもカナダに向かうと伝わり、米国のベッセント財務長官との会談で円高になるとの推測があるもよう。ソニーグループ<6758>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)は一段と上げたが、日経平均は13時頃に前場の下値を割り、一時持ち直したが14時過ぎから下げる場面があり大引けは5日ぶりに反発した。

 後場は、クレハ<4023>(東証プライム)が一段高となり大幅増配など好感。篠崎屋<2926>(東証スタンダード)は高下しながら一段と上げ、同業の一部店舗撤退や日米関税交渉で豆腐原料のコスト低下に期待の見方。RVH<6786>(東証スタンダード)は大引けまでストップ高で売買されながら急伸し一段の業績回復期待や関税交渉でEV(電気自動車)ステーション普及促進の期待も。

 東証プライム市場の出来高概算は19億2356万株(前引けは8億1531万株)、売買代金は4兆4721億円(同2兆170億円)。プライム上場1632銘柄のうち、値上がり銘柄数は344前引けは523)銘柄、値下がり銘柄数は1245(同1046)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは14業種)が値上がりし、非鉄金属、サービス、銀行、電気機器、輸送用機器、機械、倉庫運輸、石油石炭、証券商品先物、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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