【株式評論家の視点】ミズホメディーはインフルエンザ検査薬の大手、今12月期26%営業増益、株価高値奪回へ

株式評論家の視点

 ミズホメディー<4595>(JQS)は、昨年12月17日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場。1977年11月に臨床試薬の販売会社として設立され、「もっと人のために」を理念に掲げ、体外診断用医薬品分野で理念の実現に向けて取り組んでいる。インフルエンザ検査薬が、売上全体の約50%を占める主力製品となっている。

 インフルエンザの流行時期は冬季であることから、売上高及び営業利益ともに、第1四半期(1~3月)及び第4四半期(10~12月)に集中する傾向がある。同社は、非季節性並びに夏季流行性の感染症検査項目を拡充することにより、同製品への依存度の軽減と同時に季節変動の平準化を図っている。

 今2016年12月期は、病院・開業医分野においては、主力製品のインフルエンザウイルス、アデノウイルス、Strep A及びノロウイルスをはじめとする感染症POCT製品については、性能改善を継続し競争力を強化することにより売上の拡大に努めるとともに、新製品の投入により更なる品揃えの拡充を図っている。

 OTC・その他分野においては、排卵日検査薬については、スイッチOTC化により一般用医薬品へ転用が予定されており、売上高の増加を見込んいるほか、妊娠検査薬については、自社ブランド並びにプライベートブランドともに販促施策により、売上高の増加を図っている。

 今16年12月期第2四半期業績予想は、売上高が22億5500万円、営業利益が1億3300万円、経常利益が1億3200万円、純利益が9500万円を見込む。

 通期業績予想は、売上高が47億9500万円(前期比17.5%増)、営業利益が4億9100万円(同26.5%増)、経常利益が4億8700万円(同31.1%増)、純利益が3億5200万円(同36.7%増)を見込む。年間配当は期末一括45円(同8円増)を予定している。

 株価は、昨年12月18日につけた上場来の高値3200円から2月12日に上場来の安値1440円まで調整を挟んで4月19日に年初来の高値2786円と上昇。25日移動平均線をサポートラインに上値をうかがう動きとなっている。ウィルス分野から細菌分野への市場創出、感染初期の確定診断への需要拡大、スイッチOCTマーケットでの拡大など、同社の収益機会は中長期的な視点で拡がる見通し。5月12日に予定される今16年12月期第1四半期決算の発表で好業績が確認されれば、高値奪回に向かう余地はありそうだ。(株式評論家・信濃川)

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