【株式市場】日経平均は62円安、エヌビディアの決算など控え様子見姿勢だが円安で底堅い

◆日経平均は3万8352円34銭(62円09銭安)、TOPIXは2698.29ポイント(11.74ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億5345万株

 11月20日(水)後場の東京株式市場は、日経平均がほぼ前引け水準の177円安で始まり、円安が再燃し1ドル155円台に入ったことなどを受けて14時には45円安まで持ち直したが、大引けは戻しきれずに小反落となった。米エヌビディアの決算発表が日本時間の明日早朝の予定とあって半導体関連株は総じて軟調だったがアドバンテスト<6857>(東証プライム)はジリ高。三菱重<7011>(東証プライム)や東京計器<7721>(東証プライム)はウクライナ情勢を受けて堅調持続。セブン&アイHD<3382>(東証プライム)は創業家による買収観測への現実味が増し活況高となった。

 後場は、東レ<3402>(東証プライム)やアツギ<3529>(東証スタンダード)が一段と上げ、真冬並みの寒さ到来など材料視。小林製薬<4967>(東証プライム)も一段ジリ高。ウイルコHD<7831>(東証スタンダード)は政策保有株の見直しなどにともなう有価証券売却益が好感され一時36%高の急伸。GMOアドパートナーズ<4784>(東証スタンダード)は子会社合併による体質強化への期待などで一時ストップ高。クオリプス<4894>(東証グロース)は臨床関連の申請に関する発表が好感され直近まで9日続落とあって自律反発も加わりストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)は連想が波及とされ急伸しストップ高。インバウンドプラットフォーム<5587>(東証グロース)は今日夕方発表の訪日外国人客数に期待とされて急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は16億5345万株(前引けは8億3349万株)、売買代金は3兆7494億円(同1兆8871億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は600(前引けは589)銘柄、値下がり銘柄数は997(同989)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは6業種)の値上がりにとどまり、繊維製品、小売り、その他製品、サービス、非鉄金属、機械、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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