【話題】串カツ田中HD「禁煙化」1ヵ月めは客数102.2%に伸びる

話題株

■客単価は95.0%に落ちたが客数はサッカーW杯や雨天が多かった割に好調

 串カツ田中ホールディングス<3547>(東マ)は5日、ホームページのNEWSコーナーに「禁煙化1カ月実施結果をお知らせいたします」~客数増、ファミリー層の増加~と題した状況報告をアップし、「試行錯誤をしながら今後も前進していきます」と結んだ。

 それによると、同社では、2018年6月1日からほぼ全店で全席禁煙化または一部フロアの分煙化を実施し、この日から6月30日までの直営店86店舗(全席禁煙)での来客数などの動向をまとめたところ、既存店の場合、客数は前年同期比102.2%に伸びたが、客単価は同95.0%に落ち、売上高は同97.1%となった。

 既存店の客単価が前年同期比95.0%となった要因としては、キャンペーンによる客単価の減少と、お子様を含む未成年のお客様の増加により客単価の減少(お通し代がないかつソフトドリンクの為)が大きくなったことを挙げた。

 客層の変化については、増加したのが家族客(6%増加)、20代までの一般男女グループ客(1%増加)、女性・カップル客(1%増加)。半面、減少したのは、会社員・男性グループ客(6%減)、30代以上の一般男女グループ(1%減)だった。

 ただ、6月は、サッカーワールドカップ開催による影響があった可能性があるほか、
東京地区では月間降水量が昨年6月に比べて多く、特に土・日に限って見ると昨年よりも倍以上の降水量があり(気象庁過去の気象データより)、一年を通して、雨天時は客足が遠のきやすいという特性の影響を受けた点はあるとした。5日の株価終値は、全体相場が大きく下げたほか、同時に月次動向(既存店売上高が2ヵ月連続減)を発表したこともあり、2724円(208円安)だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る