【株式市場】消費セクターの一角が後場から下げ日経平均は軟化し5日ぶりに反落

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万2764円68銭(29円51銭安)、TOPIXは1749.59ポイント(1.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億660万株

 19日後場の東京株式市場は、花王<4452>(東1)が取引開始後から急速に値を消して軟調に転換するなど、トイレタリー、化粧品関連株が下げ、米ゴールドマン・サックス証券のリポートが発端とされて全体相場の雰囲気を冷やす形になった。日経平均は13時頃から前日比で軟調に転じ、一時堅調になる場面もあったが弱もみ合いを続け、5日ぶりに反落した。東証2部指数は続伸したが、マザーズ指数、日経JQ平均は反落した。

 後場は、任天堂<7974>(東1)が一段ジリ高傾向となり、
ミクシィ<2121>(東マ)
の新作アクションゲーム「モバイルボール」(2018年冬に配信の予定)がニンテンドー3DSとスマートフォンの異なるデバイス間でもマルチプレイで遊べるとしていることなどが言われて反発幅を拡大。カヤック<3904>(東マ)コマツ<6301>(東1)との協業が注目されて急伸。市進ホールディングス<4645>(JQS)は第1四半期決算が好感されて一段高となり終盤はストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億660万株(前引けは5億9702万株)。売買代金は2兆1958億円(同1兆225億円)。1部上場2102銘柄のうち、値上がり銘柄数は942(同1107)銘柄、値下がり銘柄数は1086(同859)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、海運、機械、銀行、空運、鉄鋼、証券・商品先物、電気機器、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る