【新製品NOW】ミロク情報サービスのクラウド型会計ソフト「かんたんクラウド」「お金の管理」に関心が高まる

新製品&新技術NOW

■FinTechサービスの市場開拓はこれから

 ミロク情報サービス<9928>(東1)が提供するクラウド型会計ソフト「かんたんクラウド」「お金の管理」に関心が高まっている。

 「クラウド型会計ソフト」の特長は、パソコンに会計ソフトをインストールする必要は無く、PC以外でも、メールアドレスをPW(パスワード)があれば、スマートフォンやタブレット端末からでも会計データを見ることが出来るほか、複数人での同時作業を可能とすることである。また、自社で経理業務を行う自計化により、会社の収支を「見える化」することができ、業務の改善だけでなく、経営改善にも大きく影響を与えている。

 この様なFinTechサービスについて、個人・小規模事業主の約7割が知らなかったり、利用しなかったりという調査結果が出ている。そのため、FinTechサービスの市場開拓はこれからであり、今後さらに拡大するものと予想されている。

■国内FinTech市場規模は2021年度には1兆8590億円まで拡大

 矢野経済研究所によると、2017年度の国内FinTech市場規模は1兆184億円、2021年度には1兆8590億円まで拡大すると予測している。また、将来展望として、2016年度に注目すべき同行の一つとして挙げた「クラウド型会計ソフト」を、今年度も引き続き注目している。

 そのような状況の中で、同社が提供している「かんたんクラウド」は、誰でも簡単に使えることをコンセプトとして、中小企業・小規模企業、個人事業主をターゲットとしている。また、「お金の管理」は、銀行・カードおよび電子マネーの利用履歴を自動で取得し、収入と支出をリアルタイムに把握することができるため、個人事業主・フリーランスのためのサービスである。

 この様なサービスが、市場の流れに沿ったものであることから、市場規模の拡大と共に普及が進むものと思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る