【株式市場】金利上昇観測を受け銀行・保険株は軒並み高いが日経平均は一時356円安

株式

◆日経平均は2万2396円99銭(300円89銭安)、TOPIXは1738.70ポイント(6.28ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億9961万株

チャート9 23日後場の東京株式市場は、前場に続いて日銀の金融政策が軌道修正され金利が上昇した場合の相場展開を巡る予想が交錯する印象で、引き続き三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの銀行株や保険株、その他金融株は高いが、株価指数の先物には売り建てが入る展開になった。日経平均は13時20分頃に356円01銭安(2万2341円87銭)まで下押したが、その後は大引けにかけて持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数も安いが、日経JQ平均は高い。

 後場は、JR九州(九州旅客鉄道)<9142>(東1)が中国のアリババグループとの提携発表を受けて13時過ぎに急伸し、パス<3840>(東2)は20日朝に突如動意づいていたが同日夕方ブロックチェーン技術開発などの豪州企業との提携を発表し材料視されてストップ高を継続。アライドアーキテクツ<6081>(東マ)は6月中間決算に期待が強いとされて一段とジリ高。石垣食品<2901>(JQS)はミネラル麦茶が猛暑関連とされて後場一段高。

 東証1部の出来高概算は13億9961万株(前引けは7億7586万株)。売買代金は2兆1640億円(同1兆556億円)。1部上場2102銘柄のうち、値上がり銘柄数は884銘柄、値下がり銘柄数は1112銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、保険、その他金融、証券・商品先物、非鉄金属、パルプ・紙、鉱業、食料品、空運、だった。(HC)

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