【株式市場】好業績株など強いが日銀の金融政策会合があり日経平均は一時193円安

株式

チャート9 30日(月)前場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(30~31日)で現行の量的緩和に微調整が行われる可能性などが意識され、株価指数の先物にヘッジ売りが入ったようで、日経平均は反落模様の99円安で始まったあと9時40分頃に193円81銭安(2万2518円94銭)まで下押す場面があった。しかし、アステラス製薬<4503>(東1)リコー<7752>(東1)など、四半期決算を発表した銘柄が総じて強く、日経平均は徐々に持ち直し、前引けは125円05銭安(2万2587円70銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も軟調。

 金融政策の副作用に配慮するのなら、ということで三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの銀行株が総じて上げ、ブリヂストン<5108>(東1)は日銀が実施しているETF(上場投信)買付けの株価指数に対応した配分の見直しが行われれば有利との見方で高い。メルカリ<4385>(東マ)は旅行関連事業への進出の可能性などが言われているようで続伸。東映アニメーション<4816>(JQS)は四半期決算とともに通期業績見通しなどの増額も発表しストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億8930万株。売買代金は9801億円。1部上場2102銘柄のうち、値上がり銘柄数は816銘柄、値下がり銘柄数は1164銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る