【株式市場】JPX日経400など高く日経平均も持ち直し新規上場銘柄は好調

株式市場

◆日経平均の終値は1万7818円96銭(10円21銭高)、TOPIXは1427.50ポイント(6.24ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億2069万株

チャート15 26日後場の東京株式市場は、引き続き材料株を個別にピックアップする色彩の濃い展開になったが、三菱地所<8802>(東1)ソフトバンク<9984>(東1)などが強く、TOPIXやJPX日経400指数が13時頃から次第に上昇し、日経平均も前日比で堅調に転じた。

 材料株の個別物色は旺盛で、値上げを好感して電力株が軒並み高となったほか、東京都が25日に発表した「東京の防災プラン」を手掛かり材料に大成建設<1801>(東1)などの建設株が上げ、都道での電線地中化計画に期待して沖電線<5815>(東1)なども急動意となった。アゼアス<3161>(東2)は発展途上国への伝染病防護服供与を材料に急伸し、12月19日に上場のサイジニア<6031>(東マ)は連日ストップ高。

 26日上場のMRT<6034>(東マ、売買単位100株)は医師紹介サイト「MedRT.com」などを運営し、前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格800円に対して2.3倍の本日上限価格1840円で買い気配となった。12月に新規上場となった28銘柄はこれですべて上場した。

 東証1部の出来高概算は16億2069万株(前引けは7億8818万株)、売買代金は1億3676億円(同6091億円)。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は1422(同1233)銘柄、値下がり銘柄数は362(同487)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(同18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、建設、不動産、金属製品、その他金融、海運、卸売り、機械、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  2. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  3. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  4. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  5. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  6. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る