【株式市場】前場の日経平均は16円安だがTOPIXは小高い、米中の関税協議に期待

◆日経平均は3万6813円78銭(16円91銭安)、TOPIXは2698.19ポイント(10.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7958万株

 5月7日(水)前場の東京株式市場は、米国と中国が関税協議を行うことで合意と伝えられたことなどが好感され、日経平均は取引開始後に111円高(2万6942円)まで上げた。ただ、円相場が4連休前の5月1日夕方に比べ2円近い円高のため様子見姿勢もあるようで、日経平均は次第に値を消して一時99円安(3万6731円)まで軟化し、前引けも小安かった。中で、日本航空<9201>(東証プライム)は3月決算と増配、円高など好感されて5週間ぶりに年初来高値を更新。良品計画<7453>(東証プライム)は月次好調で円高もあり上場来高値を更新。神戸物産<3038>(東証プライム)も円高など好感され活況高。大林組<1802>(東証プライム)や鹿島<1812>(東証プライム)は高値を更新。TOPIXは小高い。

 丸紅<8002>(東証プライム)が高値を更新し米バフェット氏が引退演説でも引き続き高評価とされて注目再燃。ユー・エム・シー・エレ<6615>(東証プライム)は台湾ドル高騰で相対的に有利とされ出直り拡大。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)はコメ高止まりなど材料視され高値に接近。いつも<7694>(東証グロース)はTikTok活用の新サービスに期待衰えず3日連続ストップ高。売れるネット広告社G<9235>(東証グロース)は7日売買分から信用取引規制がかかったがGoogleやTikTok活用の新サービス好調や著名インフルエンサー活用イベントなどへの期待強く大幅続伸基調。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7958万株、売買代金は2兆2737億円。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は974銘柄、値下がりは608銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、空運、卸売り、保険、建設、情報通信、非鉄金属、小売り、倉庫運輸、銀行、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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