タカラトミーがストップ高、第2四半期の業績予想を増額修正し注目再燃

株式市場 銘柄

■6月に出荷開始のサプライズドール「L.O.L.サプライズ!」が人気

 タカラトミー<7867>(東1)は8日、大きく出直って始まり、9時40分にかけてストップ高の1048円(150円高)で売買をこなしている。7日の取引終了後に第1四半期の連結決算(2018年4~6月)を発表し、第2四半期の連結業績予想(4~9月累計)を全体に増額修正し、注目が再燃した。

 第1四半期は、営業利益が販売費及び一般管理費の増加などにより前年同期比8.9%減の16.71億円となったが、第1四半期としては過去最高だった前期に迫る水準を確保した。経常利益は為替差益などがあり同17.1%増加した。

 第2四半期の連結業績予想は、定番商品である「リカちゃん」関連商品や、商品力を強化した「デュエル・マスターズ」、さらには、次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」の海外向け輸出などが引き続き好調に推移することが期待されるほか、6月に出荷を開始したサプライズドール「L.O.L.サプライズ!」が人気を博していることなどを要因に、営業利益は従来予想を37.5%引き上げて55.0億円の見込みとし、経常利益は同じく52.6%引き上げて58.0億円に、純利益は同52.0%引き上げて38.0億円に見直した。3月通期予想については、見通しが明らかになり次第、速やかに開示するとして据え置いた。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る