【銘柄フラッシュ】クリーク・アンド・リバー社など活況高しビーマップは異彩の5日連続ストップ高

株式市場 銘柄

 10日は、エアバッグ問題で6月26日に民事再生法を申請したタカタ<7312>(東1)が36.5%高(10円高の36円)となって東証1部の値上がり率1位。買い目としては、民事再生法は倒産ではないため株式も完全な無価値にはならず、将来再上場ならそれなりの値がつく可能性があるといった期待がある様子。ただ、再生途上で100%減資が導入された場合、現在の株式は無価値になるとされ、引き続き投機色の強い相場のようだ。

 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>(東1)は第1四半期決算(3~5月)の大幅増益などが好感されてストップ高の21.1%高となり東証1部の値上がり率2位。ミタチ産業<3321>(東1)は5月決算が材料視されて大引けまで買い気配のままストップ高に張り付き15.3%高となり東証1部の値上がり率3位。

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は、いぜん6日に発表した第1四半期決算(3~5月)への評価が衰えず13.3%高と大幅続伸。イワキ<8095>(東1)は5月締めの第2四半期決算に期待再燃とされて8.7%高となり高値を更新。

 アジア航測<9233>(東2)は自動運転関連株としての注目や九州北部で発生した大規模な災害への対策技術開発などへの可能性が言われて3日連続ストップ高の20.2%高。

 ビリングシステム<3623>(東マ)はスマートフォン決済アプリ「PayB(ペイビー)」の導入業界の拡大が好感されてストップ高の21.0%高。ハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ)は連続最高益とあって業績面で安心感があり、天然砕石を活用した住宅地盤改良工法の施工実績が累積5万棟を突破と発表したことなどが言われて18.0%高と急伸。 

 ビーマップ<4316>(JQS)は引き続きJR東日本企画などとの合弁が期待材料とされて5日連続ストップ高の50.7%高。ウッドフレンズ<8886>(JQS)は集計中の5月決算の見通しを大幅に増額したため注目再燃しストップ高の23.8%高となった。(HC)

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