キャリアインデックスは売られ過ぎ感、19年3月期1Q大幅増収増益で通期も大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 キャリアインデックス<6538>(東1)は、国内大手転職サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。19年3月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。株価は5月高値から反落し、第1四半期業績に対してもネガティブ反応となって急落したが、売られ過ぎ感を強めている。

■求人情報をネットワークした転職情報サイト運営が主力

 正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」など、国内大手転職サイトやアルバイト・派遣サイトの求人情報をネットワークし、一括検索・応募できるサイトを運営している。新規分野では資格・お稽古などのスクール情報サイトを運営している。ユーザーの登録・応募に応じた送客成果報酬課金を収益柱としている。
■19年3月期1Q大幅増収増益で通期も大幅増収増益予想

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比15.6%増の27億72百万円、営業利益が32.7%増の10億01百万円、経常利益が36.7%増の10億01百万円、純利益が31.1%増の6億10百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比15.4%増の6億30百万円で、営業利益が28.7%増の2億26百万円、経常利益が28.7%増の2億26百万円、純利益が29.2%増の1億43百万円だった。18年6月末の正社員転職求人情報サイト「キャリアインデックス」登録会員数は108万人となった。通期会社予想に対する進捗率は売上高22.7%、営業利益22.6%と概ね順調だった。良好な事業環境を背景に登録会員数が増加基調であり、通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は売られ過ぎ感

 株価(18年7月28日付で株式2分割)は、5月の上場来高値1735円から反落し、さらに第1四半期業績に対してもネガティブ反応となって急落した。8月20日には1005円まで下押した。8月20日の終値は1036円、今期予想PERは約35倍、時価総額は約216億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が20%を超えて売られ過ぎ感を強めている。売り一巡して反発を期待したい。

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