キュービーネットホールディングスは戻り高値圏、19年6月期2桁増益予想

株式市場 銘柄

 キュービーネットホールディングス<6571>(東1)は、低価格・短時間ヘアカット専門店QB HOUSEをチェーン展開している。19年6月期は新規出店などで増収・2桁増益予想である。19年2月1日から国内QB HOUSEの価格改定を予定している。価格改定も好感して株価は戻り高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■ヘアカット専門店QB HOUSEをチェーン展開

 時間産業のパイオニアとして、低価格・短時間のヘアカット専門店QB HOUSE、および新ブランドのFaSSを、直営店中心にチェーン展開している。

 18年6月期末の店舗数は、国内552店舗(QB HOUSE541店舗、FaSS11店舗)、海外(シンガポール、香港、台湾、米国)119店舗、合計671店舗である。

 収益面では、繁忙期の第1四半期と第4四半期の構成比が高い季節特性がある。なお8月13日に、19年2月1日から国内「QB HOUSE」の価格を改定すると発表した。人材を確保し易くすることで、更なる店舗拡大・成長を目指す。
■19年6月期増収・2桁増益予想

 19年6月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が18年6月期比5.8%増の204億06百万円、営業利益が15.7%増の19億円、親会社所有者帰属当期利益が17.7%増の12億26百万円としている。

 新規出店や既存店の成長で増収・2桁増益予想である。店舗展開は、新規出店43店舗(国内31店舗、海外12店舗)、閉店10店舗(国内9店舗、海外1店舗)の計画である。国内価格改定の影響も織り込んだ。なお国内店舗売上高(速報値)によると、18年7月は全店が102.0%、既存店が100.9%と順調である。好業績を期待したい。

■株価は戻り高値圏

 株価は価格改定も好感して戻り高値圏の2200円近辺で推移し、4月の上場来高値2266円に接近している。8月24日の終値は2184円、今期予想連結PERは約22倍、時価総額は約271億円である。上値を試す展開が期待される

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る