インテージHDの子会社、アスクレップは、協和企画の発行済株式の全部を取得し、子会社化することを決議

■アスクレップは、インテージグループのヘルスケア領域を担う中核会社の一つ

 インテージHD<4326>(東1)の子会社、アスクレップは、協和企画の発行済株式の全部を取得し、子会社化することを決議した。

 アスクレップは、インテージグループのヘルスケア領域を担う中核会社の一つで、Medical Intelligence Providerとして医療に関する情報・データをコアバリューとしたCRO事業(医薬品開発支援/製造販売後調査支援/安全性業務支援/システムソリューション)を中心に事業を展開している。

■協和企画は、製薬企業のプロモーション活動のサポート等を行う医学・医療専門の広告代理店

 一方、協和企画は、製薬企業のプロモーション活動のサポート等を行う医学・医療専門の広告代理店として、医薬品および医療機器メーカーや関係団体、医師会等の医療関係者等幅広い営業・顧客基盤を確立している。医薬品販売促進関連コンテンツ制作、医師会・学会・研究会等の企画運営等を行うプロモーション事業や、製薬企業および医療関係者への教育コンテンツの制作、サービス提供等を行うエデュケーション事業、院外処方箋データベースのサービス提供等を行うデータソリューション事業など、ヘルスケア領域に特化した事業を展開している。

 協和企画の持つプロモーション事業、エデュケーション事業を活用し同社のマーケティング支援(ヘルスケア)事業のサービスラインの拡充を図るとともに、両社が持つ医療データを活用した医療データビジネス基盤の確立にむけ、一体となって取り組むとしている。

 なお、株式譲渡日は、18年9月28日を予定している。

 インテージホールディングスの業績は、好調に推移し、前期までは最高益更新を継続している。今期も売上高は過去最高を見込む。しかし、利益面については、分析ツール関連の開発経費の高止まりの影響で、営業利益は増益だが、経常・最終利益の減益を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る