【株式市場】機関投資家の休暇明け姿勢が強気とされ日経平均は5日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2799円64銭(197円87銭高)、TOPIXは1728.95ポイント(19.75ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億4583万株

チャート15 8月27日後場の東京株式市場は、お盆休みを終えた国内の機関投資家やサマーバカンスを終えた海外投資家の姿勢がともに強気とされ、米国展開の割合の高いソニー<6758>(東1)任天堂<7974>(東1)が一段とジリ高基調を強め、自動車株も13時頃や14時頃に本日の高値を付ける銘柄があった。日経平均もジリ高傾向を続け、14時過ぎに236円29銭高(2万2838円06銭)まで上げ、5日続伸。終値では6月15日以来、約2か月半ぶりの高値水準に進んだ。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均も高い。

 後場は、太陽誘電<6976>(東1)昭和電線ホールディングス<5805>(東1)が業績上の振れ期待が再燃してきたとされて出直り幅を広げ、アルメディオ<7859>(東2)は引き続き新製品「世界初、高分散の高濃度炭素繊維のマスターバッチ、塗料ベースの商品化」の発表が注目されて2日連続ストップ高。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)はバイオ株の出遅れとされて渡場一段ジリ高。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は地方創生ファンド事業が自民党総裁選に向けて脚光を集めるかもしれないとの見方があり急伸。

 東証1部の出来高概算は10億4583万株(前引けは4億9585万株)。売買代金は1兆8434億円(同8394億円)。1部上場2105銘柄のうち、値上がり銘柄数は1767(同1648)銘柄、値下がり銘柄数は273(同367)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は30種(前引けも30種)となり、値上がり率上位は、非鉄金属、石油・石炭、電気機器、パルプ・紙、化学、機械、不動産、その他製品、繊維製品、金属製品、輸送用機器、などとなった。(HC)

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