【編集長の視点】マーケットエンタは年初来高値に肉薄、今期の大幅増益業績を見直し急騰特性再発揮期待も拡大

 マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は、前日28日に43円高の971円と高値引けで4営業日続伸し、1月15日につけた年初来高値980円にあと9円と肉薄した。今年8月13日に発表した6月期決算で、前期業績が期初予想を上ぶれて着地し、今2019年6月期業績を大幅増益と予想したことを手掛かりに引き続き値ごろバリュー株買いが増勢となった。テクニカル的にも、前週末24日に5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に抜くゴールデン・クロスを示現して買い転換シグナルを発信しているとして、同社株の急騰特性の再発揮期待も高めている。

■法人向け新規ビジネスが通期寄与し新規開設のリユースセンターもサポート

 同社の業績は、前期の営業利益、経常利益が期初予想より4100万円~4500万円上ぶれて着地したあと、今2019年6月期業績については、売り上げ77億円(前期比21.6%増)、営業利益1億6000万円(同65.8%増)、経常利益1億6200万円(同70.5%増)、純利益8000万円(同2.50倍)と大幅続伸を見込んだ。前期業績の上ぶれは、法人向けの中古農機具・建設機械・通信機器買取・販売の新規ビジネスが、前々期比6.7倍と高成長して収益性も高いことから業績を牽引し、個人向け買取・販売サイトも、月間ページビュー(PV)が、230万PVを誇るメディアに成長し、2カ所のリユースセンターの新規開設や人員増強などの先行投資負担を吸収したことなどが要因となった。
 とくに前期の第4四半期の買取依頼数は、集客強化が奏功して前年同期比26%増と再拡大を鮮明化させており、新規開設のリユースセンターの通期稼働に伴う商品仕入れ高の向上や取扱商品カテゴリーの増加により、通期買取数は前期比20%程度増加し、前期の第3四半期からスタートした法人向けの新規ビジネスが通期収益寄与することなどが、今6月期業績の大幅続伸につながる。

■25日線を出没の三角保ち合いを上放れ年初来高値を通過点に昨年11月高値を目指す

 株価は、ヤオフクが昨年11月に開始した新買取サービスと提携したことで4日間のストップ高を続け昨年来高値1490円へ2.5倍の大化けを演じた。年明け後は、この急騰幅の3分の2押し水準の900円台を固める動きを続けたが、世界同時株安が波及して年初来安値681円へ下ぶれ、中古建機・重機買取・販売サイト運営のSORABITO(東京都中央区)と事業提携したことで底上げ、中古医療機器買取サイト運営のRECYCLE POINT TOKYO(東京都八王子市)から事業譲渡を受けたことでストップ高を交えて年初来高値に迫る戻り高値950円をつけた。同高値からは、米中貿易戦争の激化、トルコショックなどで718円まで再調整、前期業績の上ぶれ着地、今期業績の大幅続伸予想で900円台までリバウンド、25日移動平均線を出没する三角保ち合いに煮詰まり感を強めていた。三角保ち合いからの上放れを鮮明化させたここからは、年初来高値を通過点に昨年11月高値1490円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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