中本パックスは調整一巡して出直り期待、19年2月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 中本パックス<7811>(東1)はグラビア印刷、コーティング加工、ラミネート加工を展開している。19年2月期は需要が堅調に推移して増収増益予想である。株価は7月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。

■グラビア印刷などを展開

 グラビア印刷、コーティング加工、ラミネート加工を展開している。18年2月期の用途別売上総利益構成比は、食品48%、生活資材22%、IT・工業材18%、医薬・医療7%、建材3%、その他2%である。

■19年2月期増収増益予想

 19年2月期連結業績予想は、売上高が18年2月期比4.6%増の345億円、営業利益が12.6%増の15億円、経常利益が7.6%増の16億円、そして純利益が1.9%増の10億円としている。需要が堅調に推移して増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が前年同期比5.7%増収、営業利益が28.1%増益、経常利益が24.7%増益、純利益が27.6%増益だった。主力の食品分野が堅調に推移し、IT・工業材分野が大幅伸長した。そして通期予想に対する進捗率は売上高が24.7%、営業利益が29.3%と順調である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は7月の戻り高値1997円から反落したが、大きく下押すことなく1800円近辺で調整一巡感を強めている。8月28日の終値は1855円、今期予想連結PERは約15倍、時価総額は約152億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る