ソレイジア・ファーマが「SP-04」の最終試験から承認申請までの開発資金を調達

株式市場 銘柄

■公募新株発行などで手取概算43.4億円、申請前最終試験のため長期安定的な財源を確保

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は28日の取引終了後、公募による新株式発行(一般募集)と第三者割当による新株式発行などを発表し、開発中の「SP-04」(適応:がん化学療法に伴う末梢神経障害、日本、韓国、台湾、および香港で第3相国際共同臨床試験:最終試験:を準備中)の承認申請に至るまでに必要な開発資金と権利導入元へのマイルストン費用の支払いに充当すると発表した。

 これらの新株式発行の発行価格等決定日は、2018年9月5日から18年9月10日までの間のいずれかの日。払込期日は18年9月12日から18年9月18日までの間のいずれかの日。これらによる手取概算額の合計(上限)は43億4113万6000円。

 発表によると、今般の調達の対象となる資金使途は、「SP-04」の日本等での開発を完了せしめるまでの投資になる。この投資は、日本、韓国、台湾及び香港においては2020年まで、中国においては2022年まで行われる計画で進行しており、申請前最終試験(ピボタル試験)等という特質上、長期安定的な財源をもとに開発を進めることが重要になる。

 すでに、みずほ銀行、および三井住友銀行から、本日現在、合計51億円の融資枠(当座貸越契約及びコミットメントライン契約)を確保しているが、これらは、融資可能性を担保するために設定したものであり、本日現在、未だ一切活用していない。このたびの「SP-04」にかかわる資金需要に対しては、銀行借入等の資金に比して、新株式発行等によるエクイティ性資金の調達が適切であると判断した。(HC)

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