トレジャー・ファクトリーの9月の単体の売上概況は、前年同月比で全店売上高7.7%増、既存店売上高0.7%増と堅調

株式市場 銘柄

■9月末の総店舗数は120店舗

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)の9月の単体の売上概況は、前年同月比で全店売上高7.7%増、既存店売上高0.7%増と堅調であった。

 9月は台風の影響で売上に影響が出たが、生活家電が好調に推移したことに加え、休日が前年に比較すると2日多かった。

 出店に関しては、トレファクスタイル三軒茶屋店を出店したことで、今期10店舗目となり、9月末の総店舗数は120店舗となった。

 同社は1995年10月に東京都足立区に1号店となる総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー足立本店」を開店以後多店舗化を図り、2013年には関西に初出店した。14年9月にはスポーツ・アウトドア専門の新業態「トレファクスポーツ」を開始し、同年10月にはブランド古着専門の「ブランドコレクト」業態を開始した。更に16年7月にタイに「トレジャーファクトリー」の1号店をオープンした。同年8月には郊外型大型店の新業態「トレファクマーケット」を開始した。同年9月にはカインドオルの株式を取得し、連決子会社化している。17年11月にはタイに2号店をオープンし、18年3月にはゴルフキッズの株式を取得し、連結子会社化している。以上のように、積極的に投資を行っていることに加え、時流に乗っていることから22期連続増収を達成している。

 以上のように、順調に売上を伸ばしてきたことから16年2月期までは最高益更新を継続してきたが、16年以降更に投資を積極的に行ったこともあり、連結決算となった17年2月期、18年2月期は2期連続の減益となった。

 しかし、今期19年2月期連結業績予想は、積極的な投資が実り、売上高177億99百万円(前期比8.3%増)、営業利益8億18百万円(同31.6%増)、経常利益8億41百万円(同25.7%増)、純利益5億54百万円(同60.2%増)と大幅増益を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る