グローバル・リンク・マネジメントは出直り期待、18年12月期大幅増収増益・増配予想、基準日10月18日で株式2分割

株式市場 銘柄

 グローバル・リンク・マネジメント<3486>(東マ)は自社ブランド投資用マンションの企画・開発・販売を展開している。18年12月期大幅増収増益・増配予想である。なお9月21日に東京証券取引所本則市場への市場変更申請を発表している。また基準日10月18日(効力発生日10月19日)で1株を2株に分割する。株価は安値圏だが売り一巡して出直りを期待したい。

■自社ブランド投資用マンション企画・開発・販売を展開

 自社ブランド投資用マンション「ARTESSIMO(アルテシモ)」シリーズを企画・開発・販売する不動産ソリューション事業、および賃貸管理のプロパティマネジメント事業を展開している。

 東京23区内中心に、収益性の高い駅近に立地する投資用コンパクトマンションが特徴である。IT活用戦略を推進して「不動産テック」のリーディング・カンパニーを目指している。18年5月には弁護士ドットコム<6027>と不動産ソリューション分野で業務提携した。

 なお9月21日に東京証券取引所本則市場への市場変更申請を発表している。また基準日18年10月18日(効力発生日18年10月19日)で1株を2株に分割する。

■18年12月期大幅増収増益・増配予想

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比38.6%増の238億円、営業利益が21.7%増の13億50百万円、経常利益が19.0%増の13億円、純利益が14.8%増の8億円としている。販売戸数は過去最高となる700戸(17年12月期実績489戸)を計画し、仕入原価上昇、商品ミックス悪化、人件費増加などを保守的に織り込み大幅増収増益予想である。配当予想は1円25銭増配(18年6月9日付株式2分割および18年10月19日付株式2分割換算後)の年間12円50銭(期末一括)としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比2.1倍の119億99百万円、営業利益が4.1倍の9億58百万円、経常利益が3.8倍の9億70百万円、純利益が3.9倍の6億18百万円だった。販売が好調に推移し、生産性向上も寄与して計画超の大幅増収増益だった。販売戸数はBtoCが133戸増加の269戸、BtoBが93戸増加の115戸だった。プロパティマネジメント事業も伸長した。

 第2四半期累計の進捗率は売上高50.4%、営業利益71.0%である。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は売り一巡して出直り期待

 株価(18年6月9日付で株式2分割)は、9月の直近安値2603円から切り返しの動きを強めている。10月10日の終値は2900円、今期予想連結PERは約13倍、時価総額は約109億円である。売り一巡して出直りを期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る