【株式市場】前日の円高が一服し輸出株など強く日経平均は次第高となり一時193円高

株式

◆日経平均は2万2407円54銭(136円24銭高)、TOPIXは1682.91ポイント(7.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億4220万株

チャート13 10月16日(火)前場の東京株式市場は、前日の円高が朝から一服傾向になったほか、日米貿易協議への警戒感が言われる割にトヨタ自動車<7203>(東1)ファナック<6954>(東1)などが高く始まり、日経平均も26円高で始まった。10時過ぎに1円41銭安(2万2269円89銭)と瞬間的に安くなったが底堅く、10時30分を過ぎて中国の9月CPI(消費者物価指数)などが発表になるとジリ高基調になり、11時過ぎには193円66銭高(2万2464円96銭)まで上げ、前引けも136円24銭高となった。東証2部指数も高い。一方、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 米国とサウジアラビアに関する報道などを受けて石油株、資源株が総じて強く、エスケイジャパン<7608>(東1)HIOKI(日置電機)<6866>(東1)は業績見通しの増額修正などが材料視されて値上がり率上位。サインポスト<3996>(東マ)は第2四半期の2ケタ増益のほか、消費税の軽減税率分をポイントで還元する案を受けて無人決済システムが注目され大幅続伸。シンバイオ製薬<4582>(JQG)は新薬の自社販売が注目されてストップ高となりバイオ株が総じて高い。

 東証1部の出来高概算は少な目で5億4220万株。売買代金は1兆3505億円。1部上場2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は1151銘柄、値下がり銘柄数は875銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る