【株式市場】好業績株などは強いが今夜のNY株など見極めたい雰囲気で日経平均は大幅反落

株式

◆日経平均の終値は2万1268円73銭(822円45銭安)、TOPIXは1600.92ポイント(51.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億4130万株

チャート12 10月25日後場の東京株式市場は、NY株式の急落を受けた株安の連鎖が、上海、香港株式に続いてインド株式も安く始まったと伝えられ、今夜の欧州株式やNY株の急落後の動きを見極めたい雰囲気が強まり、好業績株や好材料の出た銘柄が個別に注目される展開になった。日経平均は大引けにかけて886円78銭安(2万1204円40銭)まで下げ幅を広げ、大引けも822円安で大幅反落。終値で2万1200円台まで水準が下がったのは今年4月3日以来。TOPIXとJPX日経400は年初来の安値を更新した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって安い。

 後場は、引き続き24日に第2四半期決算を発表したベリサーブ<3724>(東1)がストップ高に張り付いて推移し、ビオフェルミン製薬<4517>(東1)は24日に発表した第2四半期決算が予想に反して増益だったとされて前後場ともジリ高。JFEシステムズ<4832>(東2)は14時に第2四半期決算を発表してから切り返して高い。インテリジェントウェイブ<4847>(東2)バリューデザイン<3960>(東マ)は消費税の軽減税率ポイント還元にともなうキャッシュレス決済関連株とされて高い。

 東証1部の出来高概算は16億4130万株(前引けは7億6949万株)。売買代金は2兆9813億円(同1兆3581億円)。1部上場2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は34(同55)銘柄、値下がり銘柄数は2072(同2039)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値下がりし、値下がり率の小さい業種をみると、電力・ガス、空運、鉱業、不動産、、ゴム製品、銀行、石油・石炭、食料品、小売り、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る