三井化学は自社株買いなどの好感高が翌日も続き大幅続伸

株式市場 銘柄

■通期の業績予想は据え置くが1株利益403円とあって割安感が

 三井化学<4183>(東1)は11月2日、大幅続伸となり、10時40分には7%高の2790円(176円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。1日13時に第2四半期の連結業績(2018年4~9月、累計)と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、この日の大引けは79円高。四半期好決算銘柄が次々現れる中で発表の翌日も好感高している点を評価して注目する様子がある。

 第2四半期累計業績は、営業利益が前年同期比3%の増加にとどまったものの、為替動向などを含む経常利益は同17%増加した。3月通期の見通しは据え置き、経常利益は前期比6%増加、純利益は同12%増加、1株利益は402円56銭。ただ、このところの全体相場の深押しに連れて株価水準が下がったこともあり、PERは6倍台に低下して割安感が出ている。

 自社株買いは、取得上限株数が500万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.52%)、期間は2018年11月2日~19年1月31日。(HC)

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