イーソルは高値圏、18年12月期増収・営業増益予想

株式市場 銘柄

 イーソル<4420>(東マ)は、組み込みソフトウェア事業を主力として、センシングソリューション事業も展開している。18年12月期増収・営業増益予想である。第3四半期累計の各利益は通期予想を超過達成した。通期ベースでも好業績を期待したい。株価は好業績を評価して高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■組み込みソフトウェア事業が主力

 18年10月東証マザーズに新規上場した。自社製ソフトウェアRTOS(リアルタイム・オオペレーティング・システム)開発やエンジニアリングサービス(受託業務)の組み込みソフトウェア事業を主力として、センシングソリューション事業(車載プリンタ・ハンディターミナル販売の物流関連ビジネス、センサネットワーク関連ビジネス)も展開している。

■18年12月期増収・営業増益予想

 18年12月期の連結業績予想は、売上高が17年12月期比11.2%増の83億88百万円、営業利益が14.4%増の4億95百万円、経常利益が7.2%増の4億77百万円、純利益が2.2%減の3億40百万円としている。主力の組み込みソフトウェア事業の需要が高水準に推移して増収・営業増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が64億97百万円、営業利益が5億99百万円、経常利益が6億10百万円、純利益が4億34百万円だった。組み込みソフトウェア事業で自動車向けなどが好調に推移した。そして各利益は通期予想を超過達成した。通期ベースでも好業績を期待したい。

■株価は高値圏

 株価は好業績を評価して11月28日に上場来高値6680円まで上伸した。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月30日の終値は6010円、今期予想連結PERは約75倍、時価総額は約322億円である。

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