塩野義製薬と日立、生成AIで治験文書作成を最大50%短縮

■日本語・英語混在データから初稿を自動生成、国内企業向け提供開始

 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は2月24日、生成AIを活用した医薬品開発の規制関連文書作成支援ソリューションを日立製作所<6501>(東証プライム)にライセンス提供する契約を締結し、同月から国内の医薬品・ヘルスケア企業向けに提供を開始したと発表した。治験関連文書の作成時間を最大50%短縮し、開発効率の向上を図る。

■治験実施計画書・総括報告書に3~5カ月、メディカルライターの負担が課題

 医薬品開発では、治験実施計画書や治験総括報告書の作成に通常3~5カ月を要し、メディカルライターを中心に大きな業務負荷がかかる。文書作成の効率化は開発スピードを左右する重要課題であり、両社は2025年1月22日に開始した業務提携のもとで同ソリューションの開発を進めてきた。

■治験総括報告書を約50%削減、実施計画書も約20%短縮

 同ソリューションは、塩野義製薬のメディカルライターの専門知識やデータサイエンティストのAI設計力に、日立の生成AI活用ノウハウを融合して開発した。日本語・英語が混在する膨大な治験データから要点を抽出し、規制関連文書の初稿を自動生成する。PoCでは、治験総括報告書の作成時間を約50%、治験実施計画書を約20%削減する効果を確認した。

■SHIONOGI Group Visionのもと業界DXモデル確立へ

 塩野義製薬は「イノベーションの創出」をマテリアリティに掲げ、「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」とするSHIONOGI Group Visionのもと変革を進める。両社は同ソリューションの提供を通じ、医薬品業界の生産性向上と開発期間短縮を実現し、患者への迅速な医薬品提供につながるモデルケースの創出を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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