携帯通信ソフトバンクの公開価格きょう決定し相場圧迫の「出尽し」を期待、１９日上場
- 2018/12/10 14:50
- 株式投資ニュース
■仮条件は１５００円、２兆６０００億円の資金吸収が気にされてきたが・・・・
ソフトバンクグループ＜９９８４＞（東１）は１２月１０日、後場も軟調なまま小動きを続け、１４時３０分にかけては３％安の８６３３円（２９６円安）前後となっている。１２月１９日に新規上場する携帯通信会社ソフトバンク（９４３４）が最近、大規模な通信障害を起こしたこと、次世代通信の技術開発などで協業する中国の通信機器の大手・華為技術（ファーウェイ）を巡り、その製品の使用を制限する姿勢を米国などが鮮明にしていること、などが手控え要因とされている。
このうち、携帯通信会社ソフトバンクの株式上場については、公開価格（売り出し価格）の決定日が今日、１０日になる。仮条件は１５００円で、通例なら大引け後ほどなく発表になる。株式市場全体にとっては２兆６０００億円の資金吸収要因になるとされ、全体相場の下げ要因となってきたが、この資金吸収については、すでに言われ続けてきたファクターのため、価格が決まれば株式市場に特有の「懸念材料出尽し」感が働き、ソフトバンクグループ株も全体相場も下げ圧力は止まるとの見方が出ている。（ＨＣ）
関連記事
ピックアップ記事
-
2025/12/2
【パン屋の倒産動向】コスト高の「三重苦」直面も「パン食」シフトで復活■２０２５年のパン屋倒産が急減、ＳＮＳ発信とインバウンドが追い風 帝国データバンクは１１月２９日… -
2025/12/1
高市早苗首相の決意表明の言葉が年間大賞、現代用語の基礎知識が流行語を発表■「働いて働いて──」が年間大賞！多様な社会現象を映すトップテン発表 自由国民社は１２月１日、年… -
2025/11/28
【ガソリン暫定税率ついに廃止】半世紀の“暫定”に幕、家計・企業・財政を揺らす重大転換■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立 ガソリン暫定税率廃止法は１１月２８日に成立し、ガソリン税２…
