ビープラッツは下値切り上げて戻り歩調、19年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。19年3月期は大幅増収増益予想である。株価は下値を切り上げて戻り歩調だ。

■サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。自社開発でクラウド型のサブスプリクション統合プラットフォーム「Bplats」を基盤として、「使った分だけ課金する」サブスプリクション型ビジネス向け総合ソリューションを展開している。18年10月にはサブスプリクション関連の新技術2件について特許出願した。

 なお18年8月に東京センチュリー<8439>が株式買い付け(9万株)を行うと発表している。予定株式数全てを取得した場合、東京センチュリーの持分法適用関連会社となる。

■19年3月期大幅増収増益予想

 19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比45.3%増の8億15百万円、営業利益が3.9倍の1億77百万円、経常利益が3.4倍の1億75百万円、純利益が3.6倍の1億47百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が2億89百万円、営業利益が19百万円の赤字、経常利益が21百万円の赤字、純利益が22百万円の赤字だった。売上高はIoT分野を中心に23.4%増収と伸長したが、組織体制強化に伴う採用費・人件費の増加、株式上場費用の発生などが影響して赤字だった。ただし四半期ベースで見ると第2四半期は大幅増収で黒字化している。

 通期ベースでは、IoT市場向けを中心とした顧客基盤の拡大、販売パートナー企業との連携強化、プラットフォームの機能強化などで大幅増収増益予想である。売上高が下期偏重の傾向があり、第2四半期累計の販管費増加は通期計画の範囲内であるため、第2四半期累計の未達分を挽回可能としている。また販売パートナーとの施策が好調に推移し、第3四半期以降にサービススタートする複数の大型案件の共同受注が進捗中としている。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は下値切り上げて戻り歩調

 株価は10月の直近安値6370円から下値を切り上げて戻り歩調だ。12月7日には8750円まで上伸した。出直りを期待したい。12月11日の終値は8170円、今期予想PERは約63倍、時価総額は約94億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る