ラバブルマーケティンググループは25年10月期増収増益予想、主力SNSマーケティング事業が好調

(決算記事)
 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は12月13日に24年10月期結業績を発表した。前期は7ヶ月決算だったが、前年同期間の社内参考値との比較で大幅増収、営業・経常増益だった。主力のSNSマーケティング事業の好調が牽引した。25年10月期もSNSマーケティング事業が牽引して増収増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は決算発表に対してややネガティブ反応となったが、目先的売りが一巡して出直りを期待したい。

■24年10月期営業・経常増益、25年10月期増収増益予想

 24年10月期(12ヶ月決算、23年10月期は7ヶ月決算)の連結業績は売上高が21億61百万円、営業利益が1億37百万円、経常利益が1億47百万円、親会社株主帰属当期純利益が72百万円だった。なお調整後EBITDA(=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用)は1億76百万円だった。

 前年同期間の社内参考値(監査法人による監査を受けていない参考値)との比較で売上高が19.3%増収、営業利益が9.2%増益、経常利益が14.4%増益、親会社株主帰属当期純利益が15.1%減益だった。当期純利益は法人税等が増加したため減益だったが、主力のSNSマーケティング事業の好調が牽引し、大型案件を受注したDX支援事業も寄与して大幅増収、営業・経常増益だった。

 事業別の売上高は、SNSマーケティング事業が19.2%増の20億58百万円(売上構成比は、運用支援が79.2%、運用支援ツール提供が20.1%、教育が0.7%)で、DX支援事業が20.1%増の1億03百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億04百万円で営業利益が49百万円、第2四半期は売上高が5億88百万円で営業利益が96百万円、第3四半期は売上高が4億96百万円で営業利益が10百万円、第4四半期は売上高が5億73百万円で営業利益が18百万円の損失だった。第4四半期の営業損失は翌期に向けた先行投資が影響した。

 25年10月期の連結業績予想は、売上高が24年10月期比24.9%増の27億円、営業利益が9.3%増の1億50百万円、経常利益が1.4%増の1億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が10.2%増の80百万円としている。調整後EBITDA(=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用)は13.6%増の2億円としている。

 主力のSNSマーケティング事業が好調に推移し、24年11月に子会社化したユニオンネットの新規連結も寄与して増収増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は目先的な売り一巡

 株価は決算発表に対してややネガティブ反応となったが、目先的売りが一巡して出直りを期待したい。12月16日の終値は1430円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円30銭で算出)は約26倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS213円45銭で算出)は約6.7倍、そして時価総額は約21億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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