リンクアンドモチベーションは調整一巡期待、18年12月期増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 リンクアンドモチベーション<2170>(東1)は、従業員のモチベーションにフォーカスした経営コンサルティング会社である。18年12月期増収増益・増配予想である。そして19年12月期も収益拡大基調だろう。株価は戻り高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して反発を期待したい。

■従業員のモチベーションにフォーカスしたコンサルティング会社

 組織・人事分野中心に、従業員のモチベーションにフォーカスした経営コンサルティング会社である。

 事業区分は、コンサル・アウトソース事業およびイベント・メディア事業の組織開発Div、キャリアスクール事業および学習塾事業の個人開発Div、ALT(小中高校の外国語指導講師)配置事業および人材紹介・派遣事業のマッチングDiv、そして資金と組織の両面からベンチャー企業をサポートするベンチャー・インキュベーションとしている。

■18年12月期増収増益・増配予想、19年12月期も収益拡大基調

 18年12月期連結業績(IFRS)予想については、売上収益が17年12月期比10.3%増の407億円、営業利益が22.4%増の41億20百万円、親会社所有者帰属当期利益が20.0%増の25億30百万円としている。配当予想は60銭増配の年間6円80銭(四半期配当)としている。

 第3四半期累計は、売上収益が前年同期比10.8%増収、営業利益が30.0%増益、親会社所有者帰属利益が30.2%増益だった。組織開発Divが15.4%増収、個人開発Divが12.3%増収、マッチングDivが5.4%増収と順調に伸長した。

 第3四半期累計の進捗率は売上高73.4%、営業利益73.8%と順調である。通期も好業績が期待される。そして19年12月期も収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡期待

 株価は戻り高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して反発を期待したい。12月14日の終値は920円、今期予想連結PERは約38倍、時価総額は約1040億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る