日本スキー場開発は反発の動き、19年7月期3Q累計伸び悩みだが通期2桁増益予想

株式市場 銘柄

 日本スキー場開発<6040>(東マ)はスキー場運営事業を展開している。19年7月期2桁増益予想である。第3四半期累計はウインターシーズン初期の小雪による影響などで伸び悩んだが、通期ベースで好業績を期待したい。株価は3月の直近安値圏から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■駐車場事業、スキー場事業、テーマパーク事業が主力

 日本駐車場開発<2353>の子会社で、HAKUBA VALLEYエリアなど8ヶ所の国内有名スキー場運営事業を展開している。なお収益はウインターシーズンに偏重し、さらに降雪量の影響を受ける特性がある。

■19年9月期3Q累計伸び悩みだが通期2桁増益予想

 19年7月期連結業績予想は売上高が18年7月期比7.3%増の68億90百万円、営業利益が28.0%増の8億円、経常利益が20.6%増の7億40百万円、純利益が18.7%増の4億50百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.6%増の60億31百万円、営業利益が1.6%減の10億89百万円、経常利益が0.9%減の10億89百万円、純利益が5.6%減の7億56百万円だった。

 ウインターシーズン初期の小雪による営業開始遅れ、さらに3月の気温上昇などの影響を受けて全体として伸び悩んだが、来場者数は1.1%増加と堅調だった。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は出直り期待

 株価は3月の直近安値圏800円近辺から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。6月7日の終値は910円、今期予想連結PERは約32倍、時価総額は約146億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る