サンコーテクノが逆行高、アルコール検知器の大手でパイロットの検査義務化など注目される

株式市場 銘柄

■コンクリート構造物に用いる特殊ボルト好調で業績は再び拡大傾向

 サンコーテクノ<3435>(東2)は12月20日の前場、1030円(30円高)まで上げて高値引けとなり、全体相場が大幅安の中で逆行高となった。コンクリート構造物に用いる特殊ボルト「あと施工アンカー」などの専業大手で、業績は2017年3月期を底に再び拡大傾向。これに加え、最近はアルコールチェッカー(アルコール検知器)に期待して注目する様子もある。前場はまだ出来高が少ないが、10月の安値を割っていない点も注目されている。

 同社はアルコール検知器の開発も行い、業界団体(アルコール検知器協議会)の事務局は同社の社内にあるなど、有力メーカーの一角でもある。このところは、航空会社で発生した飲酒関連の不祥事が相次いで伝えられており、「スカイマークに立ち入り、国交省、機長飲酒問題で」(日本経済新聞12月4日夕刊)、「パイロットの飲酒検査義務化、国交省方針」(朝日デジタル2018年12月19日05時00分)、といった報道が株価材料になったようだ。(HC)

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