エクスモーションは18年11月期増収増益予想で19年11月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 エクスモーション<4394>(東マ)は、組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファームである。18年11月期は需要が堅調に推移して増収増益予想である。19年11月期も収益拡大を期待したい。株価は地合い悪も影響して上場来安値を更新したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファーム

 18年7月東証マザーズに新規上場した。設計技術に特化した技術参謀として、組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファームである。自動車関連分野を中心に、農機、建機、産業機械、鉄道などの分野にも展開している。

■18年11月期増収増益予想で19年11月期も収益拡大期待

 18年11月期の非連結業績予想は、売上高が17年11月期比20.2%増の8億34百万円、営業利益が14.4%増の1億43百万円、経常利益が16.1%増の1億45百万円、純利益が12.9%増の96百万円としている。需要が堅調に推移して増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が5億98百万円、営業利益が1億02百万円で、通期予想に対する進捗率は売上高71.7%、営業利益71.3%と概ね順調だった。既存取引先との取引拡大や新規取引先の開拓が順調に進展した。19年11月期も収益拡大を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は10月高値7460円から反落し、12月20日には3100円まで下押した。地合い悪も影響して上場来安値を更新したが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。12月20日の終値は3240円、前期推定PERは約36倍、時価総額は約43億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る