キヤノンが3日ぶりに3000円の大台を回復、NYダウ1000ドル高など好感

株式市場 銘柄

■12月期末配当の権利落ち日に妥当値を大きく上回り注目される

 キヤノン<7751>(東1)は12月27日、大きく出直って始まり、取引開始後に12%高の3017.0円(100.0円高)まで上げ、3日ぶりに3000円の大台を回復した。米国26日の株式市場でNYダウの上げ幅が1000ドルを超え(1086.25ドル高の2万2878.45ドル)、一日の上げ幅が1000ドルを超えるのは初めての過去最高となったことなどが材料視されている。

 この12月期末配当の見込み額は80円から85円。昨26日は、12月期末の配当を確保し終えた「権利落ち日」で、配当見込み額の分だけ株価の妥当値は低下する日だったが、キヤノンの終値は39.0円安の2917.0円となり、妥当値を大きく上回って終った。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る