ジェネレーションパスは上場来高値更新の展開

株式市場 銘柄

 ジェネレーションパス<3195>(東マ)は、ネット通販サイト「リコメン堂」運営等のECマーケティング事業を主力としている。19年10月期はユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>との業務提携も寄与して収益拡大が期待される。株価は急伸して上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■ネット通販サイト「リコメン堂」運営等のECマーケティング事業が主力

 ECマーケティング事業(インテリア・家具・衣料品などのネット通販サイト「リコメン堂」を運営するEC事業、およびECコンサルティングのECサポート事業)を主力として、OEM商品の商品企画関連事業も展開している。楽天やヤフーなど特定のECプラットフォームに特化したアプローチを行う独自のマーケティング手法が特徴だ。

 17年12月にはメディア事業の第1弾としてイエコレクションを開始した。一方でアクトグループ事業は18年11月子会社株式を譲渡して連結除外した。

 18年7月ユニー・ファミリーマートホールディングスと業務提携、18年9月Webサイト制作のカンナートを子会社化した。19年10月期下期中にユニー・ファミマ会員向けECサイト共同運営を開始予定である。

■19年10月期も収益拡大期待

 18年10月期連結業績は、売上高が17年10月期比15.0%増の87億78百万円、営業利益が10.9倍の1億92百万円、経常利益が4.8倍の2億03百万円、純利益が1億35百万円(17年10月期は5百万円の赤字)だった。ECマーケティング事業が牽引して過去最高の売上高、営業利益を達成した。配送コスト増加の売上への転嫁や、ユニー・ファミリーマートホールディングス案件等のECサポート事業の売上増加も寄与した。

 なお19年10月期の連結業績予想については、ユニー・ファミリーマートホールディングスとの業務提携の影響の詳細が固まり次第公表するとしている。収益拡大が期待される。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は12月27日の1793円まで急伸した。16年6月1637円を突破して上場来高値更新の展開だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。12月28日の終値は1508円、時価総額は約125億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る