【株式市場】材料株や好決算株など買われ日経平均は小反落だがTOPIXは続伸

株式

◆日経平均は2万844円45銭(39円32銭安)、TOPIXは1582.88ポイント(1.55ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億2836万株

チャート6

 2月5日(火)後場の東京株式市場は、13時に四半期決算と自社株買いを発表した伊藤忠商事<8001>(東1)が一気に前日比でプラス圏に浮上するなど、四半期決算の好調な銘柄や材料株に物色が移る展開になった。13時15分に四半期決算を発表した日清食品HD<2897>(東1)も急伸。一方、日経平均は、ほぼ前引けの水準(8円39銭安の2万875円38銭)で始まったあとも小動きを続け、14時半頃からは軟化して4日ぶりに小反落となった。TOPIXは小幅高で2日続伸。東証2部指数、日経JASDAQ平均も2日続伸。マザーズ指数は3日続落。

 後場は、四半期決算が大幅増益だったハウスドゥ<3457>(東1)が一段とジリ高基調になり、リスクモンスター<3768>(東2)は通期の最高益見込みなどへの評価が再燃とされて大引け間際に一段高。ピアラ<7044>(東マ)は12月決算の最高益などに期待が強いとされて一段高。昨日まで4日連続ストップ安のサンバイオ<4592>(東マ)は売買代金が東証全銘柄のトップとなり、続落模様だが下げ渋った。

 東証1部の出来高概算は12億2836万株(前引けは5億9921万株)、売買代金は2兆1054億円(同9896億円)。1部上場2127銘柄のうち、値上がり銘柄数は1325(同1402)銘柄、値下がり銘柄数は730(同626)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、繊維製品、非鉄金属、電気機器、卸売り、化学、海運、倉庫・運輸、食料品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る