CRI・ミドルウェア、こもりがちな音をクリアに再生する音響補正ソリューションを富士通が採用

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■パイオニア、スウェーデンのDirac社と3社で共同開発

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は2月12日、パイオニア<6773>(東1)とDirac Research AB社(スウェーデン、Dirac社)の3社で共同開発した音響補正ソリューションについて、このほど、富士通<6702>(東1)グループの富士通クライアントコンピューティングが2月に発売する富士通パソコン「FMV」のデスクトップモデルに採用されたと発表した。

 昨今、オーディオ機器、ゲーム、家電などのさまざまな筐体が小型化や薄型化したことで音がこもりやすくなっていることがサウンド再生の課題となっている。こうした中で、CRI、パイオニア、Diracの3社は、それぞれのサウンド技術を融合した音響補正ソリューションを開発し、幅広い市場向けに提案している。

 3社が共同開発した音響補正ソリューションは、Dirac社の音響補正・音場補正技術「Dirac Audio enhancement」をベースに、筐体上の音質や音場定位などの課題解決ノウハウを持つパイオニアが音響チューニングを行い、ゲームやアミューズメント機器で実績のあるCRIのサウンドミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」と組み合わせることで、様々な形の筐体スピーカーに応じてリアルタイムに音響補正し、こもりがちな音をクリアに再生することを可能にした。ステレオ感にかかわる補正も行い、臨場感を最大限に引き出すという。(HC)

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