プレミアグループが急伸し決算発表前を上回る、「IFRS」の影響見直される

株式市場 銘柄

■従前の会計基準を適用した場合と比べ利益額が減るが実態は通期にかけ増勢

プレミアグループ<7199>(東1)は2月18日、大きく反発し、10時にかけて10%高の3295円(295円高)まで上げて出直りを強めている。2月14日に第3四半期決算を発表。株価は翌日に下げたが、その翌取引日の18日は大きく反発して発表前の水準(14日終値3215円)を上回ってきた。

 自動車販売店向けにオートクレジットなどのトータルサポートを行い、第3四半期の連結決算(2018年4~12月累計、IFRS基準)は、売上高が78.58億円(前年同期比17.9%の増加)となるなどと好調だった。ただ、今期から「IFRS9号」などが適用になったこともあり、税引き前利益は12.22億円(同17.6%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8.15億円(同20.4%減)となった。

 発表によると、従前の会計基準を適用した場合と比較し、当第3四半期連結累計期間における税引前四半期利益は4.8億円減少し、四半期利益も3.2億円減少している。

 収益は3月通期にかけても順調に拡大する見込みで、今3月期の業績見通しは従来予想を継続し、売上高が106.39億円(17.4%の増加)、税引き前利益は19.42億円(同1.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は13.41億円(同3.7%増)とした。予想1株利益は221円29銭。(HC)

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