テラは進行性子宮頸癌に対するTリンパ球療法が注目されて大幅続伸

株式市場 銘柄

■慶應義塾から腫瘍浸潤Tリンパ球輸注療法に係る業務を受託

テラ<2191>(JQS)は2月28日、大幅続伸となり、取引開始後に20%高の378円(63円高)まで上げて出来高も急増している。27日付で、「学校法人慶應義塾より、進行性の子宮頸癌に対する腫瘍浸潤Tリンパ球輸注療法に係る業務を受託」と発表し注目されている。

■がん細胞に特異的な細胞傷害活性をもつと考えられているという

 発表によると、受託した業務は、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構・再生医療実用化研究事業の採択課題である「進行性の子宮頸癌に対する腫瘍浸潤Tリンパ球輸注療法」の実施計画に基づいて実施される。

 腫瘍浸潤Tリンパ球輸注療法は、がん組織に浸潤しているリンパ球を抽出し、そのがん組織に対して殺傷能力の高いリンパ球へと誘導し、体内に戻す治療法。がん組織の中から採取したリンパ球、すなわち腫瘍浸潤Tリンパ球(TIL)は、すでに抗原提示を受けて活性化しているものが多く、末梢血から採取したリンパ球と比べてがん細胞に特異的な細胞傷害活性をもつと考えられているという。(HC) 

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