ファーマライズホールディングスは19年5月期減益予想だが20年5月期収益改善期待

株式市場 銘柄

 ファーマライズホールディングス<2796>(東1)は、調剤薬局やドラッグストアなどを主力としている。19年5月期減益予想だが、20年5月期収益改善を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■調剤薬局やドラッグストアが主力

 調剤薬局事業、およびドラッグストアやコンビニエンスストアなどの物販事業を主力として、調剤薬局の周辺業務としての医学資料保管・管理事業、医療モール経営事業、その他事業(製薬企業向けシステムインテグレーション事業など)を展開している。

■19年5月期減益予想だが20年5月期収益改善期待

 19年5月期連結業績予想は、売上高が18年5月期比3.8%減の525億円、営業利益が66.5%減の3億95百万円、経常利益が75.3%減の2億70百万円、そして純利益が2億05百万円の赤字(18年5月期は22百万円の赤字)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比5.8%減の256億59百万円、営業利益が70.1%減の1億74百万円、経常利益が76.6%減の1億23百万円、純利益が1億17百万円の赤字(前年同期は1億48百万円の黒字)だった。大幅減益だが、調剤薬局事業における売上原価抑制が想定を上回り、各利益とも計画超で着地した。調剤薬局事業は調剤報酬改定の影響で7.2%減収、60.3%減益だった。物販事業は不採算店閉鎖で1.7%減収だが、赤字が縮小した。

 ドラッグストアやコンビニエンスストアは採算改善の途上としている。19年5月期は減益予想だが、20年5月期の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡して出直り期待

 株価は反発力の鈍い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月20日の終値は540円、時価総額は約50億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る